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2012 03,02 23:53 |
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「良い事や悪い事は重なって起きる」
そう言われることがよくある。この日の私はどうだったのだろう。 混沌としたエゴによって、私の小さな世界は輝き、闇を生み出す。 占術師ブラーニンなら、そう言うのかも知れない。 「チョコボ狩ろうよ!クエ報酬ウマウマよ!」 ギルメンのステさんに誘われて、楽しいPT狩りが始った。 オレンジ色のチョコボは火属性。 なので私の攻撃はあまり効かない。 「これじゃあラチがあかないな・・・」 「・・よし!呼ぼう!戦闘部隊を!!」 ステさんはそう言うギルドに連絡を取り出した。 「おまたせ」 やってきたのは、あうーさんとたまっきさん。 強烈に強いこの二人が、狩りを手伝ってくれることになった。 圧倒的火力。 私はうしろでただただ眺めていた・・。 「クエー!!」 怒り狂ったチョコボが大量の増援をよこしてきた。 が・・・。 「ほいっと」 獏炎とともに、一瞬にしてチョコボの群れは跡形もなく消えてしまった。 「これは・・狩りじゃない何かだ・・・・・」 私はあまりの強さに畏怖の念を抱いた。 たまっきさんも同じく鬼のような強さだったが、 彼らとのPT中は、その凄まじさに見とれてしまい、 シャッターを押すのを忘れてしまった。 3人のおかげで、私は大量の経験値とお金を手に入れた。 (クエスト「極おつかい」wiki参照) 良い事は重なる。 ギルメンのとうめいしょうじょさんが”PvP”の手ほどきをしてくれることになった。 「よろしくお願いします!!」 「それじゃあ行くよ~w」 不思議な術だった。 私や私が設置した爆弾を、テレポートさせる術。 トラップにハメたと思ったとたん、私がトラップにハマっている。 抜け出したと思いきや引き付けられる。 圧倒的空間制圧能力。 「強い・・・・・まるで・・・・」 まるで。 まるで、そう。 かつての私の師匠のように・・・・。 「ハァ・・ハァ・・・あ・・ありがとうございました!!」 「慣れよ慣れw爆弾をうまく使えたら、クラマも充分強くなるわよw」 「はいっす!!」 新しい師匠が立ち去り、私は地面にへたりこんだ。 この国の住人は、強い。 今まで出会った人々は、恐ろしいほど強い。 私も修行に励まねば。 「修行終わったかい?」 どこからか声が聞こえた。 「まさか生き残りがいたとはねぇ」 「・・・!!こ・・・この声は・・・・・・・!!!?」 「覚えてたか。まあそりゃそうか。で、どうだい?リベンジマッチでもやるかい?」 「・・・・ボンバー・・・・・」 「それとも勝ち目がない戦いにはもうコリゴリかい?」 「・・キサマ・・・この国に何をしにきたっ!!!」 私は爆弾を構えた。 「何って言われても機密事項だから言えない」 「・・・この国のGMは強いぞ!!」 「ふっ!情けない情けない。まさかのGM頼り?ウケルなあw」 「っく・・・」 「で、私と同じ”策士”さん、どーするよ?やるかい?」 「・・・当然だ・・・」 目の前に・・・いるこいつが・・・・私の全てを奪ったのだ・・・・。 「くらえパルサー!!!!」 炎の弾丸がボンバーにクリーンヒットした。 爆音が森に響く。 あの時も・・・・。 「げふ・・げふ・・・。ふーん、少しはマシになったねえ」 無傷だった。少しは予想していたが、パルサーでさえボンバーには通用しないというのか・・。 「ん~・・・・。今殺すのはおしくなってきたなぁ」 「・・ふざけるな!」 「ん~。人間は希望より絶望。愛より憎しみ。光より闇。 欠如した精神世界を埋めようとする力が、成長を促すというわけか。 だがそれだと”あいつ”の存在はなんだろう。んー・・・」 こちらの存在を無視して、ボンバーは何事か独り言を始めた。 「光の吸引力。光の集点。違う。んー・・・なるほどそうか。バグ、もしくは・・・」 ボンバーがこちらに振りかえり、何かの装備を私のほうに投げてきた。 「それ、やるよ。それを使いこなせたら、敵討ちできるかもしれないよ。 ただし。私と同じ装備だから、使う力は”闇”だよ。イチから経験つまなきゃだけど」 「いらねえよ!!」 「それは知らない。キミの勝手だ。これは命令だから。じゃあまたね」 そう言うとボンバーは上空に飛び上がり、浮いたままこう言った。 「あ、そうだ。この国に手を出すつもりはないから」 良い事や悪い事は重ねて起こる。 私は闇の装備を手にとって見た。 「強く・・・あいつよりも・・」 夕日に照らされた私の影が、少し色濃く見えた。 「くそっ!!!!」 私がこの装備を身につける。 それも私に与えられた平等な未来なのかもしれない。 PR |
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