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2012 03,04 18:43 |
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普段は陽気な食料品店のマスター。
体重100kgを超える巨漢が、少し小さく見えた。 潮風が遠く異国の地の香りを運び、色彩豊かな小鳥たちがさえずる、そんな場所に、 小さな墓がある。 一人旅が好きで、少しだけやんちゃな青年だったという。 「よお、バカ息子。お前さんが捜し求めてた『火クワック装備』、 この人が持って来てくれたぞ。喜べぇ・・」 「・・・・」 マスターはパンと酒を墓に供えた。 「お前にゃ、揃えられなかったわけだ・・。なあ大将、教えてやってくれよ。 どうやって揃えたのかよぉ・・」 「え、ええ・・・。 この装備を作るための素材集め、または製造技術、 とても一人では私も集らなかったことでしょう。 コレは全て、私の仲間が作ったものです。 素材集めもそのほとんどは、仲間の力を借りました。 そこでいろんなことを学べました。 私に出来る事。 それは一生懸命やらなければならない。 しかし出来ない事は、仲間に頼ってもいいんです。 なぜなら、私も彼らを助けたい。 彼らの為に東奔西走したい。そう思ってるからです。 今は何も出来ないかもしれませんが、 そういう『心の絆』が、この装備を揃えさせたんだと思います・・・・」 マスターはうなずきながら私の肩に手を置いた。 「ありがとなぁ大将・・。これでこいつもうかばれる・・」 「凄いな・・・・」 私は改めてこの装備の威力を確かめてみた。 ツリッターが一撃で燃え尽きるほどの高火力を実現。 『炎の策士』に相応しい装備だった。 それに、『闇の装備』の時に感じたエネルギーのようなものも感じる。 もちろん、不快感はない。 私は自然と、こんな事を想像した。 信頼しあう仲間たちが協力し合い作成した武器は、 その想いが練りこまれて『光の装備』になるんじゃないかと。 だとすれば『闇の装備』とは・・・・? 世界は私の知らない事だらけだ。 だが私は手に入れた。 光の装備を。 それを照らす仲間を。 PR |
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