2024 11,26 17:56 |
|
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
|
2012 03,16 20:24 |
|
地中から現れた男の一撃は、クラマに致命傷を与えるはずだった。
しかし男の攻撃は空を切った。 「・・・誰だ・・お前・・邪魔」 「シン!気をつけな!そいつは確かブラーニンのネズミだよ!」 シン達から少し距離を置いて、ツルネがクラマの前に立ちふさがる。 「大丈夫ですかクラマ殿。ここは私にまかせてください」 まるで瞬間移動のようだった。クラマはツルネに従い、少し下がった。 「マオ、シン。3人同時だ。確実に仕留める」 「あいよ」 「・・・」 3対1.人数的不利に焦る様子もなく、ツルネはゆっくりと、消えた。 何もない空間にシンが飛び掛る。 ザシュっと何かにかする音がした。 「気配・・・目・・いらない」 またべつの何も無い場所から声が聞こえる。 「今のは危なかったが、想定内だ」 「・・・足・・・動かない・・」 シンの足元には粘土質の接着剤のようなものがあり、 シンの動きを封じていた。 カチャリ。機械音が響く。 「くるぞ!マオ!俺達ごと吹き飛ばせ!」 「あいよ!くらぇええ!」 辺り一面に爆発が起こり、クラスやシンも吹き飛ばされた。 クラスはゆっくりと立ち上がり、辺りを見渡した。 「・・・・・・・どこだ。まだ消えたままか?」 「ねえ・・クラマはどこ?」 「・・・・まさか・・・・・・・」 「助かりましたツルネさん。死ぬトコでした・・」 「いえいえ。正直私でもやつら3人相手に戦うのは無謀ですから」 ゼリー半島のはずれにテレポートしてきた二人。 「やつらは何者なんですか?」 「アップデート四天王と呼ばれるただの悪党ですよ。 闇の世界ではソバル3兄弟としての通り名のほうが有名でしょうか」 「は、はぁ・・」 「どうやらクラマ殿がやつらのターゲットらしいですね」 「・・・・なんで・・・」 「さて。ブラーニン様とのつながりでなのか。私にもまだわかりません。 とりあえずクラマ殿、これを」 「・・ニンジン!?」 「カロットという召還装置です。 体力を回復させる効果があります。今後の戦闘でお役立てください」 「あざっす!」 「それと、カロットのHPが減ると、私に分かるようになってます。 また今日のような危機的状況にはすぐに私が参ります」 「ありがとうございます!」 「ではまた。私はブラーニン様に報告に行って参ります」 「報告?そういえば、探してる女性、いたんですか?」 「・・・・・・・」 しばしの沈黙のあと、ツルネは悲しげな目でつぶやいた。 「ええ。もう、ブラーニン様が彼女を探す事もないでしょう・・・」 PR |
|
忍者ブログ [PR]
オンラインゲーム ドフス はAnkamaが配信するMMORPGです。 « 太腕繁盛記» は非公式サイトであり、Ankamaとはいかなる関連性もありません。 |